きちんとスキンケアをしているつもりなのに、なぜだか肌の調子が悪い…、肌がくすんできた…と悩まれている方、いらっしゃいませんか?
その原因は、知らず知らずのうちに肌を「こする」「さわる」ことによる『摩擦』ダメージによるものかもしれません。
そんなにゴシゴシしてないけれど…と思われるかもしれませんが、普段の生活の中で意外と肌に『摩擦』を加えてしまっていることが多いのです。
肌の厚さは約2㎜ととても薄い部位。その皮膚の中でも、一番外側のバリア機能を担う「角質層」の厚さは、わずか0.02㎜で台所用品のラップと同程度の薄さしかありません。
とてもデリケートな角質層は「こする」「すれる」などの摩擦刺激により、簡単に剥がれて薄くなってしまいます。
その結果、肌のターンオーバーのリズムが乱れ、未熟な細胞が肌表面に現れやすくなり、バリア機能が低下。未熟な細胞は、水分を十分に蓄えることができずに乾燥しやすく、肌荒れを引き起こしてしまうのです。
さらに気を付けたいのが、この摩擦ダメージの蓄積です。
肌が乾燥や荒れを起こすと、肌の中では小さな炎症が生じています。この炎症反応がメラノサイトを刺激して、くすみやシミの原因となるメラニン色素が過剰に作られることも。
さらに、摩擦ダメージによりターンオーバーが乱れていると、作られたメラニン色素の排出も滞ってしまい、くすみやシミの原因になってしまうのです。
日常生活の中で、肌に摩擦を起こしやすいのは、洗顔、スキンケア、メイクの3つのタイミングです。まずは、その3つの摩擦習慣を見直してみましょう。
ケア間違ったスキンケアかも?