汗をかくとカロリーを消費していると思いがちですが、暑さで出る汗は体温調節のためのもの。水分を毛穴から出し、身体の表面を外気で冷やそうとしているだけで、実はほとんどカロリーを消費していません。
2.食べる量が減る:絶食はむしろ逆効果!?
カロリーさえ採られなければ、確かにその間は多少体重は減少するでしょう。
問題は断食明け。人間の身体は飢餓状態に置かれることで、エネルギー吸収効率を最大化する働きが起こり、ほんの少量の食事を摂取しただけで普段の摂取エネルギー量を軽くオーバーしてしまいます。
3.「基礎代謝の低下」
夏場は一日を通して温度差が少ないため、体温調整がきなくなってしまう時期。そこに、運動量の減少や発汗によるビタミンB不足、さらには睡眠不足とエアコン使用が自律神経の乱れを誘発します。結果、脂肪を燃焼する基礎代謝ががくんと落ちてしまうのです。
夏太りになった人の多くは「そんなに食べていないのに太った」と口を揃えて言いますが、それは栄養の偏りで代謝低下に拍車をかけているため。
冷たいもの、のどごしのよいものを食べたくなるのは夏バテをしているせい。
太らないための入浴
暑い日はシャワーで済ませてしまいがちですが、半身浴でも良いので湯船に浸かるようにすると、身体の冷えや自律神経の乱れも収まり健康に。身体が内臓まで温まることで健全な発汗が促され、基礎代謝もアップします。
太らないための運動
運動も、日中を避けて夜や明け方の涼しい時間帯に行うと◎。運動後のドリンクも、清涼飲料水よりはお茶やお白湯がオススメです。もちろん、冷たい飲み物も、内臓を冷やさない程度になら飲んでも構いません。
湯船に浸かることが難しい人は、足湯がオススメ。
40度前後のお湯に足首まで付けておよそ15分程度で、湯船に浸かって身体を温めたのと同等の効果があると言われています。
足先は体の中でも特に体温が低く、冷えか溜まりやすい箇所。
食欲がないときはビタミンB群とカリウム
脂肪の代謝を促進するビタミンB群は、
・B1…豚肉やウナギ
・B2…レバーや納豆
・B6…ニンニク・マグロ・とうがらし
などに多く含まれます。
また、納豆にはむくみを防止するカリウムも多く含まれます。夏場は塩分と水分の過剰摂取で全身がむくみがち。カリウムは他にもアボガド・バナナ・大豆製品・にんにく・ニラなどからも採ることができます。
汗をかくのに痩せないのはなぜ?